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1. Fedora 14 へようこそ

1.1. Fedora へ、ようこそ

バグレポートや機能強化のリクエストなどを提出していただくことにより、 Fedora Project コミュニティの継続的な Fedora 改善活動を支援することができます。 バグや機能についての詳細は Fedora wiki 上の Bugs And Feature Requests を参照してください。 ご参加ありがとうございます。
Fedora に関する全般情報をもっと知りたい場合は、以下の Web ページを参照してください。Fedora wiki (http://fedoraproject.org/wiki/)

1.2. 概要

いつものように Fedora は開発 (RedHat contributions) を行い続けます。Fedora は最新の自由かつオープンソースソフトウェアを集積し続けます。(Fedora 14 Features) 次のセクションからは、最新の Fedora に関する主な変更点(前回のリリースとの違い)ついて記述されています。Fedora 14 についてもっと詳しい情報や、その他の特徴について知りたい場合は個々の wiki ページをご参照ください。
Fedora 14 の主な特徴は次の通りです。
  • Spice - Spice は仮想化されたデスクトップと対話する完全なオープンソースの実装によるソリューションです。リモートアクセス時の高品質な画面転送を KVM/QEMU 上の仮想マシンに対して提供します。
  • Meego オプション - Meego アーキテクチャはネットブックや、ネットトップ、その他の組み込みデバイス向けにデザインされています。
  • Amazon EC2 - 初回の Fedora 8 から、Fedora は EC2 クラウド環境向けにもリリースされています。
  • D 言語コンパイラ - D 言語をサポートしました。D 言語はシステムプログラミング言語です。D 言語は C 言語と C++ の高性能を Ruby と Python のような現代風の言語のプログラマーと融合することによって生産性を高めようとしています。
いくつかの 他の特徴 があります。
Perl がバージョン 5.12、 Python が バージョン 2.7、 Boost がバージョン 1.44、 Netbeans がバージョン 6.9, KDE がバージョン 4.5, Eclipse が Helios リリース版、Sugar がバージョン 0.90 にアップデートされています。

1.3. ハードウェアの概要

1.3.1. x86 アーキテクチャー向けのCPUとメモリーの必要要件

Intel 系 CPU を利用する場合、次の要件を満たす必要があります。 その他の CPU、例えば AMD、Cyrix、VIA など、これらは Intel の CPU と互換性があります。Fedora で利用することができるでしょう。 Fedora 14 は Intel Pentium Pro か、それ以上の CPU が必要です。また、Fedora 14 は i686 シリーズ以上の CPU 向けに最適化されています。
  • テキストモードのための推奨CPU性能: Pentium Pro 200 MHz か、それ以上の性能のCPU
  • グラフィカル環境のための推奨CPU性能: Pentium II 400 MHz か、それ以上の性能のCPU
  • テキストモードのための最小限のメモリー量: 256 MB
  • グラフィカル環境のための最小限のメモリー量: 384 MB
  • グラフィカル環境のための推奨のメモリー量: 384 MB

1.3.2. x86_64 アーキテクチャー向けのCPUとメモリーの必要要件

  • テキストモードのための最小限のメモリー量: 256 MB
  • グラフィカル環境のための最小限のメモリー量: 384 MB
  • グラフィカル環境のための推奨のメモリー量: 384 MB

1.3.3. すべてのアーキテクチャー向けのハードディスクスペースの必要要件

すべてのパッケージをインストールするには、9 GB 以上のディスク領域を使います。最終的なディスク使用量は、選択したパッケージと、インストールに使用した Fedora Spin によってことなり、インストーラーによって計算されます。その他、必要なディスク領域は /Fedora/base/stage2.img(インストール Disc 1 の上)のサイズ分の容量と、インストール後のシステム上の /var/lib/rpm の容量となります。
実際的な条件として、インストールするパッケージ量にもよりますが、最小で 90 MB から最大で 175 MB の容量が追加で必要になる場合もあります。
追加容量として、ユーザーデータの保存領域も考慮してください。また、システムのメンテナンス用に約 5% の空き領域を確保しておくとよいでしょう。

1.4. フィードバック

Fedora コミュニティーにコメント、 提案、 バグ報告などをしてい頂くため時間をお割き頂きありがとうございます。 こうしたコメントや提案、 バグ報告は世界的な規模で Fedora、 Linux、 そしてフリーソフトウェアの位置付けの改善につながります。

1.4.1. Fedora に含まれるソフトウェアにフィードバックを行う方法

Fedora に含まれるソフトウェアもしくは、その他のシステムの必要な要素についてフィードバックを行う場合は、 Bugs And Feature Requests をご参照ください。本リリースの既知の問題およびよく報告されるバグの一覧は Common F14 bugs から入手可能です。

1.4.2. Fedora のリリースノートに対してフィードバックを行う方法

もし、リリースノートに対して、どんな形であれ改善できることがあると感じた時、あなたのリリースノートを書いた担当者に直接フィードバックを行うことができます。フィードバックを行う方法としては、次のいくつかの方法があります。
  • Fedora のアカウントがある場合は Docs-Beats にある内容を直接編集します。
  • テンプレート のバグ報告の情報を埋めてください。 - このリンクはリリースノートに対するフィードバックの専用です。 詳細は上記の注意を参照してください。
  • E-mail によるリリースノート用メーリングリスト: